日本電気株式会社(NEC)様 HRAI企業研修に密着〜受講者の声〜その1

2023年3月、HRAI代表理事・華園代表講師によるSHRMエッセンシャルズ組織研修が行われました。
今回はHRAIの人事研修を取り入れた想い・組織の展望について、日本電気株式会社(NEC)コーポレート事業開発部門 casual analysisグループ長の小泉さまへお話を伺いました。

−HRAIの研修を取り入れようと思ったきっかけは、どんなところにあったのでしょうか?

HR関係を含む事業開発を行うチームで参加しました。

何か標準になるようなものが欲しいなと感じ、インターネットでピープルアナリティクス*に関する対話を行っていた時に『SHRM』に出会ったのがきっかけです。(*従業員に関するデータを収集・分析して、組織が抱える課題を可視化し、解決に導く知見を得る手法)

調べるうちに日本語で提供している団体があることを知り、問い合わせを行いました。

−研修を取り入れた決定打は何だったのでしょうか?

人事の基本、世界の標準がコンパクトに学べそうだということに魅力を感じました。

また、問い合わせた際にご対応いただいた華園代表理事はUS CPA(米国公認会計士)をお持ちで、お話を伺っていくうちCPAのHR版というイメージが湧き、SHRM ESSENTIALSの受講のメリットが理解しやすかったというのも一因です。(小泉さまもUS CPA取得者です)

−なるほど。今回受講された方は現在社内でどのような役割を担っている方でしょうか? 

私がリーダーを務める『因果分析ソリューション causal analysis』事業開発チーム内から選出したメンバーになり、役割はそれぞれ異なります。中には協力会社の方もいらっしゃいます。

※参考文献(外部プレスリリースサイト):NEC、事象の因果関係を分析するAIを活用した人事領域DXへの取り組みがDigital HR Competition 2021 ピープルアナリティクス部門 グランプリを受賞

ちょうどメンバーも増員したところでしたので、チームビルディング含め共通の理解の基盤になればとの思いがありました。

−実際に研修受講を終えてみて、改めてSHRM ESSENTIALSに対してどのような印象をお持ちになったでしょうか?

非常にコンプリヘンシブ(包括的)でコンサイス(簡潔)であるという印象を抱きました。

当初はプログラムを学んで資格を取得するという目的だったのですが、目的以上の効果が得られたと感じています。

−具体的にはどのようなところが想定以上の効果でしたか?

ただ書いてあることを学ぶのではなく、実践があったりと講義スタイルが多彩で、これまで各メンバーが社会人としてHRと携わってきた経験と世界基準の人事の学びを関連立てて議論、意見交換ができました。

特にダイバーシティーについてはこれから我々チームも取り組んでいきたい課題なのですが具体的なイメージが共有でき、議論を通じて日常では垣間見ることのできない部分での『人となり・考え方』を知ることができ、より良いチームになっていくことに寄与したことが想定以上の効果でした。

−ありがとうございます。今回の学びをどのように活かしていきたいとお考えでしょうか?

活用に2つの側面があると考えます。

1つは過去に学ばれた方々、今後学ばれる方々のネットワークを作っていきたいと考えています。NEC内での他のメンバーや他社様、HRAIで開催される世界人事会議などの場を通してHRネットワークを広げていきたいと考えています。

2つめはテクノロジーの力を使いデータドリブンでHRに関するソリューションを提供するのが私たちチームの責務ですので、今回学んだ内容を反映させながら、より効果があり国際的な方法論に準拠した製品になるようにしていくことです。

テクノロジーで人事領域の社会課題を解決する、それぞれにぴったりと合った処方箋を提供する。AIはパターンからの予測が基本−しかし人事はそこに因らない異なった領域。なので今世の中にあるものは役に立たない可能性が高く、だから私たちが開発するんだとお話しされていたのが印象的でした。小泉さま、ご協力ありがとうございました。

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