2024年11月6日〜8日「第二回世界人事会議」の見どころ
2024年11月6日〜8日「第二回世界人事会議」の見どころ
「人事で繋ぐ、日本と世界」経済界・政府機関・学術界をグローバル規模で繋ぎます。
詳細:https://hraionline.wixsite.com/24ghr/keynote
基調講演は、11月6日国際文化会館 岩崎小彌太記念ホールにて、グローバル人事の未来を語る上で極めて重要な内容です。
今年の講演では、AIと人事の融合や人財管理の新たなアプローチに焦点が当てられ、人事の哲学として「ヒューマンセントリック」と「データ駆動」の両輪の重要性について議論されます。
まず、「ヒューマンセントリック」なアプローチの重要性が強調されます。どんなにテクノロジーが発展しても、企業の中核にあるのは「人(ヒューマン)」であり、「人(ヒューマン)」が最大限に能力を発揮できる環境を作ることが重要です。基調講演では、人財を組織の中心に据え、人事を手法ではなく「人事哲学」から捉え、どのように人的資本(ヒューマンキャピタル)の価値を最大化し、企業が持続可能な成長を実現できるかが語られます。
一方で、これと同様に重要なのが「データ駆動」のアプローチです。人事部門は、感覚や直感だけでなく、データに基づいた意思決定を行うことで、より精緻かつ客観的な判断を下すことができます。講演では、ピープルアナリティクスを活用した人財の選定や育成が、企業の競争力向上にどう寄与するかが、実際のケーススタディを交えて紹介されます。
これら2つのアプローチを統合することで、現代の人事は、テクノロジーと人間の力を最大限に引き出すことができるのです。「人事哲学はヒューマンセントリックとデータ駆動の2つの車輪で動くべきだ」というメッセージが、基調講演の核となっています。これらの柱が組織に深く根付くことで、企業はより柔軟で適応力のある未来に向けた準備ができるでしょう。
さらに、基調講演の中では「グローバルHR教育の重要性」にも触れられ、急速に進化する人事の世界に対応するための教育プログラムがどのように設計され、世界中で導入されているかが紹介されます。
この基調講演は、今後のHRリーダーにとって、どのようにして人間を中心に据えながらもデータを活用するかという重要な洞察を提供し、組織が未来に向けた変革を遂げるための道標を示すものとなるでしょう。
ワークショップの見どころ:グローバル規模のインクルーシブな人事交流
詳細:https://hraionline.wixsite.com/24ghr/workshops
「世界人事会議」の会期2日目、3日目(11月7日、8日)には、首相官邸隣に位置する、衆議院第一議員会館 国際会議室にて、経済界、学術会、政府機関の第一線で活躍する専門家たちが登壇し、グローバル人事の最前線での実践的なワークショップを行い参加者間での意見交換と講演者とのQ&Aを行います。
特に注目すべきは、全参加者がインタラクティブに関与し、世界中から集まった人々が互いに挨拶を交わしながら、リアルな課題に対して解決策を探る場が提供される点です。このようなグローバル規模のワークショップは、この会議ならではの体験です。