2019年シャーム[SHRM] 年次総会レポート〜前編〜

毎年アメリカの主要都市で5日間に渡り【グローバル人事の祭典】世界最大の人事プロフェショナル会員組織であるシャーム[SHRM]の年次総会が開催されます。

2020年はサンディエゴで開催予定でしたが、世界的なコロナ禍により残念ながら中止に。

そこで、シャーム[SHRM]の招待を受けて参加した2019年ラスベガスで開催されたSHRM19についての回想録をお届けしようと思います。

2019年6月23日から26日までの日程で、超巨大なラスベガス・コンベンションセンター(東京ドーム4.3個分)を貸し切って行われました。今回はシャーム[SHRM]史上で最多の参加者(2万6千人)が世界中から集結。

まずその規模の大きさと迫力、世界中から集まった参加者の熱気、シャーム[SHRM]のプロフェショナルでエンターテイメント性の高い演出に圧倒されながらも胸が高鳴りました。

ラスベガス国際空港に到着

まず、ラスベガス国際空港に到着するとシャーム[SHRM]の設置したイベント受付があり、そちらで年次総会へのレジストレーション(受付)ができました。昼の便での到着で50-60人の列がありましたが、シャーム[SHRM]のボランティアスタッフのバッジをつけた係員の人が20人ほどいて、空港の到着ゲートを出るとすぐにフレンドリーに受付へ案内してくれます。

ボランティアの皆さんはシャーム[SHRM]の会員でボランティアを買って出ている方ばかりとのことで、さすがアメリカのボランティア精神!そしてみんな人事を専門職とする仲間なのだな、と親しみを感じました。

こちらで通行証と資料やノベルティが入ったイベントバッグを受け取ります。レジストレーションは数か所あり、私がSHRM ESSENTIALSプログラムを受講した、ホテルベネチアンにもありました。

ラスベガス国際空港ホテル ザ・ベネチアン-シャーム[SHRM]のイベント受付

SHRM ESSENTIALS受講

年次総会の開催日に先んじて、SHRM ESSENTIALSのプログラムが開催され、私も受講しクレデンシャル資格を取得いたしました。

会場はホテルベネチアンの会議室(シャーム[SHRM]の講座は会場の格式にもこだわりがあります)。講師は40年以上のヒューマンキャピタル・マネジメント経験があり、人財の活用を通して革新的ビジネスソルーションを実現するための、実践・リサーチ・教育・コンサルティングにおける豊富な経験を有するミルトン・パーキンス氏が務めました。

ザ・ベネチアン・リゾートホテル・ラスベガス講師を務めたMilton Perkins, Ph.D., SHRM-SCP
SHRM ESSENTIALSの会場入口SHRM ESSENTIALSの会場内の様子

参加者はダイバーシティー&インクルージョンの啓蒙・推進を行うシャーム[SHRM]のプログラムらしく、様々な国籍、職種、業界など参加者20人ほどが集いました。私の隣の席に座っていたコスタリカから参加したウィリアムとは今でも時々近況を報告しあっています。

SHRM ESSENTIALSのプログラムは優れた構成のテキストブックに沿って学ぶことで人事の仕事の神髄即活用できる実践的手法を学ぶことが可能ですが、実際に受講をして感じたのは、講師がプログラムに魂を吹き込む重要な存在であるということです。経験豊富で真の人事プロフェッショナルである講師は、まさにプログラムのソウルなのです。

人事の仕事の原理原則・定義・手法をきちんと理解した上で、あなたの組織にどのような人財を迎え入れ、仕事を通じて成長し成功してもらい、自己実現と組織の成功と発展を結び付けるのかーそれが人事哲学であるとSHRM ESSENTIALSプログラムを通じて俯瞰しました。

無事、SHRM ESSENTIALSのクレデンシャル資格を取得しました!

華園ふみ江

一般社団法人 人事資格認定機構
代表理事
米国公認会計士
ASTAR LLP 代表

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