花王株式会社SHRM エッセンシャルズ受講後6ヶ月フォローアップインタビュー第一弾 「人事ってかっこいい」人事のプロとしての心構えが身につきました。

インタビュー開催日:2022年8月22日

今年2月に受講いただいた6人の中から、本日は3人の方にお集まりいただきました。

(敬称略)

東山 採用リーダー                       

竹川 組織人事リーダー              

下川 海外関連報酬スペシャリスト

「人事ってかっこいい」人事のプロとしての心構えが身につきました。

華園: 皆さんお久しぶりです。お元気でご活躍のことと思います。早いもので受講いただいてから6ヶ月が経過しましたが、SHRM エッセンシャルズプログラムを受講して6ヶ月、実務の現場でどのような変化がありましたか?

東山: 私の場合は講義中にレクチャーいただいた、人事データ、つまり「人事を数値で見ていく」ということが実践で活用している1番のことです。数値化はチームメンバーと共に取り組んでいます。

私の担当は採用ですが、採用の数値は採用数を把握することにとどまっていたので、TTFですね。

やろうやろうと言いながらできていなかったので、TTF(Time to Fill)を導入して全てのポジションの目標を180日と設定し、エクセルで一覧表にして随時レビューして達成度を把握しています。これにより同じことを繰り返すのではなく、新しくどのようなアプローチができるかとチームで議論し実行しています。

また、政府や労基署などの動きについてもよく見ていく必要性を講義から学び、チームメンバーのルーティンに政府や労基署の最新情報のチェックを加えました。

テキストブックを学びながら、人事の専門領域を広げていく必要がある、と「人事のプロとしての意識」が変わりました!

竹川: ちょうど予算やタレント選抜などの繁忙期にあったので、ここ数ヶ月は多忙を極めており、あっという間の6ヶ月でした。

自分がSHRMエッセンシャルズプログラムで学んで実践に直結したのは、「経営者目線で人事を考える」ことです。同じ資料を作るにしても、何をどの様にハイライトして、人事として伝えたいことを経営サイドに伝えることができるのか、といった目線を学ぶことができました。

人件費予算や、タレント選抜、サクセッションプランなどについて担当していてチームは3人で経営との議論も多いのですが、私がSHRMで学んだことを現場で独り実践しても中々厳しいと感じました。そこで繁忙期に入る前に、チームメンバーに自分がSHRMエッセンシャルズプログラムで学んだことを週一回の勉強会で伝授しました。それによりチーム全体として「こうするとより経営サイドに伝わりやすいかな?」と経営者の目線を意識した資料の取りまとめ方や、要点をハイライトしてコメントを加えるなど、さまざまな改善点などについて提案を出し合いながら議論をして工夫できるようになってきました。これまでは、ついついデータや議論の結果のとりまとめなど「作業」に注力しがちでしたが、私が学んだSHRMエッセンシャルズの「経営としての人事」の目線を今ではチーム全体で共有し意識できる様になりました!まだまだ経営としての人事の役割が十分に果たせているとはいいがたいですが、少しずつ、人事としての提案、議論を投げかける等、チーム一丸でいい変化につなげていきたいです! 

下川: 全体的な学びとしては、自分の担当領域だけでなく人事の仕事を包括的に見ていく動機づけになりました。より具体的学びとしては、「採用面接における知識とスキル」はすぐに役立ちました。

自分が面接官を務める際に、以前は面接官としてのトレーニングは受けていませんでしたので我流でしたが、評価者のバイアスについてきちんと学んだことでバイアスがかからないよう意識ができました。また講義では適切な面接の質問の仕方についても知識の勉強と実践の演習がありました。その学びを活かすことで、より公正な面接ができるようになったと感じます。

1番の収穫としては自分の担当分野だけではなく、「人事全体と各人事機能の連動」を常に心がける様になったことです。人事のプロとして仕事に向き合う姿勢を習得できたと思っています!

華園ふみ江

一般社団法人 人事資格認定機構
代表理事
米国公認会計士
ASTAR LLP 代表

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