HRAI人事資格認定機構が設立1周年を記念し 「HRAI規格」を制定
プレスリリースを発表し、朝日新聞デジタル、サンスポ、エキサイト、インフォシークなど主要メディア17社に掲載されております。
朝日新聞デジタル掲載分:https://www.asahi.com/and/pressrelease/411170203/
2020年11月11日に設立した一般社団法人【人事資格認定機構】Human Resource Accreditation Institute (HRAI)は、2021年1月から、世界最大手の人事プロフェッショナル組織であるSHRM(Society for Human Resource Management)の日本における公認パートナーとして、世界初となるSHRMのプログラムの日本語化、並びに日本でのSHRMクレデンシャル資格付与を行なっています。
SHRMエッセンシャルズプログラムは毎月開催されており、受講後に行われる資格試験によりSHRMクレデンシャル資格保持者を輩出しています。
これまでの受講者は、人事の実務歴30年以上の方から、これから人事スペシャリストを目指す方、人事以外の部門で管理職に就いている方、大手企業より独立開業したアントレプレナーなど、多岐多様ですが、共通するのは人財を最も重要視し、人事戦略を今後の企業戦略の要と考え、世界基準の人事の基礎を習得する意義に賛同する方々です。
HRAI人事資格認定機構では、SHRMクレデンシャル資格保持者の所属組織における貢献度を推し量って可視化し、組織の人事機能の健全性を世界基準で判定し認証する規格として「HRAI規格」を制定し、2021年11月から認定を開始いたします。
「HRAI規格」の認定基準
SHRMエッセンシャルズの6つのモジュールの基づいた設問への回答によるセルフチェック、実査、フォローアップの組合せとSHRMクレデンシャル資格保持者数により「HRAIベージック」から「HRAIダイアモンド」までの4段階のレベル分けがあます。
詳しくは「HRAI規格」掲載ウェブページ(https://hr-ai.org/hrai-model/)をご参照いただきたく思います。
「HRAI規格」の6つのモジュールに基づいた検査内容
- 1. 人事とは(必要な人事部の機能と人事プロフェッショナルが存在し機能しているか?)
2. 人財獲得(人事哲学に基づいた採用手法が構築・実施されバイアスを排除した公正な採用手続きが行われているか?)
3. 報償制度(ジョブ評価に基づいた公正な人事考課制度と報奨制度があり、機能しているか?)
4. 社員教育と育成(従業員一人一人と組織のゴール・成長がリンクした教育と育成のプログラムが計画・実行されているか?)
5. パフォーマンスマネジメント(従業員一人一人にジョブ・ディスクリプションがあり、組織のゴールに紐づいた個人のゴールが設定されて、個人のパフォーマンスが定期的に適切に評価され応報されているか?)
6. 雇用法(日本法に基づいた労働法、労働安全衛生法、ダイバーシティー&インクルージョンの推進・実施、その他法令が遵守されているか?)
「HRAI規格」の社会的必要性の理解
今般の企業・組織を取り巻くマクロ的背景、ミクロ的背景から次のようにまとめることができます。
【マクロ的背景】
●企業におけるSDGsへの取り組み
●企業の社会的責任・社会的価値の訴求の高まり
●ファイナンシャル・キャピタルからヒューマン・キャピタルへのシフト
●人事の専門職化、経営への参画の必要性
【ミクロ的背景】
●ブラック・ホワイト企業といった社会的評価・評判
●コロナ禍による「働き方」「仕事の仕方」の急激な変化
●ダイバーシティー&インクルージョン(D&I)推進
●タレントウォー(優良人財の国境を超えた争奪戦)
●パワハラ防止への組織の責任
●高度に専門化してくビジネスと仕事
「人事の専門的教育+人事資格保持者+HRAI規格認定」の強み
「HRAI規格」の特徴としては、「人事の専門的教育+人事資格保持者+HRAI規格認定」がセットになっている事に尽きます。
人事機能の現状の評価と改善点の洗い出しだけでなく、実際のアクションの実行を担う人事資格保持者が組織内に存在する点です。
HRAI-人事資格認定機構-では、「HRAI規格」を組織の定期健康診断と位置付けて、「人事の専門的教育+人事資格保持者+HRAI規格認定」を普及していく所存です。
「HRAI規格」導入のメリット
●組織が「健康的継続的」に活躍、繁栄していく為に年に一度受ける企業の健康診断です。
●医師(HRAI)による健康診断を受けます。
●医師(HRAI)から診断結果の説明と必要な健康アドバイスを受けます。
●治療が必要な場合、医師(HRAI)の治療を受けることができます。
●日々の健康管理をしてくれる看護師(人事資格保持者)が社内に常駐していることが担保されます。
●組織が健全である認証をHRAIから受け、社会に会社の健康良好状態を証明しアピールできます。
「HRAI規格」の対象となる組織
「HRAI規格」は全てのプロセス〜認定までを日本語で行いますので、日本企業のみならず、日本で更なるマーケットの拡大・人財獲得を推進する外資系にも適しています。
組織研修としてSHRMエッセンシャルズプログラムの受講を実施する組織にとっては、受講後のSHRMクレデンシャル資格保持者の人事専門家としてのKSA(知識・スキル・能力)を最大限に組織に貢献・還元してもらう機会としても大変有効であります。
またSHRMクレデンシャル資格保持者の活躍の可視化を通じて組織全体へのポジティブな影響も見逃せないと言えます。
世界基準に則った健全な人事機能が機能している証明となる「HRAI規格」の取得は、社会へのアピールに留まらず、組織全体のモチベーション・エンゲージメントの向上に必ず役立つでしょう。
「HRAI規格」の詳しい説明を希望される場合は、info@hr-ai.orgまで、メールにてお問い合わせください。
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